こんにちは。
水戸の整体で人気の整体CURAです。
みなさんはAGE(終末糖化産物)という言葉を知っていますか?
知らない方もいるかと思いますが、AGEとはどのようなものだと思いますか?
AGEがからだの中にたくさんあると悪い影響が起こってしまう可能性があります。
今回はAGEがからだに及ぼす影響について説明したいと思います。
AGE(終末糖化産物)とは?
AGE(終末糖化産物)とは、タンパク質と糖が加熱されてできた物質です。
AGEは強い毒性を持っており、老化などの原因とも言われています。
しみやシワなどの肌のトラブルだけではなく、血管に蓄積することにより心筋梗塞や脳梗塞、骨に蓄積してしまうと骨粗鬆症などからだにとって悪影響を及ぼしてしまいます。
からだの中にAGEが蓄積しないようにすることやからだの中のAGEを減らす工夫をすることが、健康なからだになるためには必要になってきます。
AGEがどのように蓄積されるのか?
AGEがからだの中に蓄積されるのは2通り考えられます。
- からだの中で作られる
- 食べ物などからからからだの中に入る
からだの中で作られる
1つ目はからだの中で作られます。
糖分を摂りすぎていたりすると、エネルギーとして使用されなかった糖が血中に出てきます。
血中に出てきた糖は、人のからだや組織を作っているタンパク質と結合しようとします。
結合する際に体温等で熱せられると、タンパク質と糖が糖化という反応を起こします。
糖化とは、からだの中でタンパク質と糖が結合して、タンパク質が変性、劣化しAGEが生成されてしまう反応のことです。
つまり、AGEはタンパク質と糖が糖化した時に生成されるものということになります。
からだの中のタンパク質が糖化を起こしたとしても、からだの中の糖が多くなければ元のタンパク質に戻ることができると言われています。
しかし、からだの中に過剰な糖がある場合、強い毒性のあるAGEがどんどん蓄積されてしまうため、からだに様々な悪影響を及ぼしてしまいます。
食べ物などからからだの中に入る
2つ目は食べ物などからからだの中に入ります。
みなさんもすでに糖化された食べ物を食べたことがあるかと思います。
例えば、パンケーキやお好み焼き、たこ焼きなどの粉物系が分かりやすいと思います。
糖とタンパク質が加熱された食べ物は他にもありますが、食べ物だけではなく飲み物でもあります。
普段何気なく食べていたり飲んでいたりするものが、糖とタンパク質が糖化されたものでAGEが生成されていることが分かると驚きますね。
食べ物や飲み物から摂取したAGEは、からだの中で消化されて分解しますが、約7%はからだの外に排出されないまま残ってしまうと言われています。
約7%は少ないと思うかもしれませんが、毎日の蓄積により膨大な量になってしまうので、からだに様々な悪影響を及ぼしてしまいます。
からだの中で生成されるAGEは、血糖値×持続時間であらをすことができるそうです。
血糖値が高ければ高いほど、からだの中で糖とタンパク質が結合して多くのAGEが生成されてしまいます。
また、AGEを多く含んでいる食べ物をたくさん食べていると、どんどん蓄積されていくので注意が必要です。
AGEが及ぼすからだへの影響とは?
AGEがからだに及ぼす影響は様々ですが、その中のいくつかを説明します。
- しみやしわになりやすい
- 骨粗鬆症
- 動脈硬化
- 白内障
- アルツハイマー
しみやしわになりやすい
しみやしわになりにくかったり、肌のハリ感や柔らかさなどを保つことができるのは、コラーゲンなどのタンパク質が関係しています。
肌のコラーゲンなどは、年齢とともに体温によって熱せられるので、少しずつ糖化が進みます。
糖化が進んでくると、コラーゲンが変質し弾力性などが低下してくるため、しみやしわになりやすくなってしまいます。
骨粗鬆症
骨にはコラーゲンが含まれています。
このコラーゲンはタンパク質なので、糖化が進んでしまうと骨の強度が下がり、骨粗鬆症の原因にもなってしまいます。
AGEによって少しずつ破壊されてしまった骨は、カルシウムとして血中に溶け出すので、血管の石灰化や動脈硬化などの原因にもなってきます。
動脈硬化
コラーゲンは血管の内側と外側にも存在しており、クッションの役割をしています。
タンパク質の糖化により、クッションの役割をしているコラーゲンが硬くなり弾力性が低下します。
硬くなって弾力性を失ってしまうと、血栓ができやすくなってしまうので、動脈硬化が起こりやすくなってしまいます。
また、動脈硬化になてしまうと、心筋梗塞や脳梗塞などの危険性が高くなってしまうので注意が必要です。
白内障
目の奥にある水晶体と呼ばれる光の調整をしているレンズは、クリスタリンというタンパク質でできています。
このクリスタリンが糖化することにより、紫外線などによる酸化が起こり水晶体が白く濁ってしまいます。
肌のコラーゲンや骨のコラーゲンなどは、ある一定のサイクルで入れ替わっていますが、水晶体のクリスタリンは入れ替わりが行われないタンパク質と言われています。
そのため、時間の経過とともにAGEが蓄積されてしまいます。
アルツハイマー
脳内のタンパク質が糖化してしまうと、βアミロイドと呼ばれるタンパク質に変質することがあります。
βアミロイドに変質されたタンパク質は組織に沈着しやすく、老人斑と呼ばれる斑点を作ってしまいます。
老人斑がどんどん広がってくると、脳の神経細胞を死滅させてしまうので、アルツハイマー型認知症を引き起こす可能性があります。
AGEが生成されないような糖化の予防法は?
AGEが生成されないような糖化の予防法としては、下記のようなものなどがあります。
- ゆっくりとよく噛んで食べる
- GI値の低いものを多くする
- ストレスを溜め込まない
- 炭水化物を摂取しすぎない
- 適度な運動を心がける
- 抗酸化作用のある食べ物や飲み物を摂取する
GI値(グリセミックインデックス)とは、食べ物がからだの中で糖に変わり血糖値が上昇するスピードを計ったものです。
ブドウ糖を摂取した時の血糖値上昇率を100として、相対的に表されています。
このGI値が低ければ低いほど血糖値の上昇がゆっくりになります。
また、GI値は60以下が望ましいとされているそうです。
上記のことに気をつけることで、糖化対策をすることができます。
まとめ
今回は、AGEがからだに及ぼす影響について説明しました。
AGEが生成しにくい環境にすることが、からだに悪影響を及ぼさないコツかもしれません。
AGEが生成しにくい環境にするためには、日常生活の改善が必要です。
下記のブログを参考に、日常生活を改善してみましょう。
そして、健康的なからだになっていきましょう。
お電話ありがとうございます、
水戸の整体 整体CURAでございます。